2011年8月
ふれあい
 親子の関わり方

●お母さん、子どもは見てますよ
夏休みには色々な企画を考え、ご家族で出かけられることでしょう。
当園でも毎年、夏休み明けには子ども達が真っ黒に日焼けした顔で、家族との楽しかった夏の思い出を話してくれます。その時の子ども達の嬉しそうな顔ったらありません。子どもにとって家族そろって同じ経験をし、ゆったりと過ごすことはとても大切な事なのです。
日頃、お仕事や家事などで忙しく過ごしておられるお母さん、子ども達はそんなお母さんの様子を毎日よく見ています。
「お母さん忙しいねん。お父さんのお弁当、毎日作らはるし、洗濯してお掃除やろ。時々、料理してこがさはるねん」
「今日、お母さん目のとこふくれてた」
「お母さん、お出かけの時だけお化粧したはる」
「お仕事してる時はしゃべってくれはらへん」などなど・・・
子ども達はお母さんが大好きで、一緒に遊びたいと思っているのです。

●少しの時間でもふれあう時間を
当園では、1年に1回生活調べをして、1日の生活時間の過ごし方と親子の関わり方を調べています。そしていつも感じるのが、親子の関わり方で大切なのは、少しの時間でも子どもの側にいる、一緒にいるという事です。
子どもが保護者の様子をよく見ているように、保護者も子どもの事をよく把握し、成長を見守るだけでなく、できるだけ一緒に過ごして喜怒哀楽の心を一緒に体験する事が大事なのです。
生活調べの中に、
「子どもと一緒に買い物に行く」
「寝る前に必ず本を読んであげる」
「一緒にお風呂に入って、自分が子どもの頃にしたタオル風船や水鉄砲をして遊ぶ」
「一緒に料理をする」
「テレビを一緒に見る」
「夕食はバラバラなので夜のデザートは、家族揃って食べる」
「園への送迎の時にお話する」
「自分が幼い頃に遊んだあやとりや腕相撲をする」
「子どもの食事中は立ち歩かない」
など、保護者の皆さんも色々工夫して子育てをしておられます。
1日に一度は忙しい手を休めて、子どもとじっくりつきあう時間を増やしていって欲しいです。


春日野園 園長 澤井清子

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