2010年11月
子どもの成長の特徴
 子育てホップ・ステップ・ジャンプ

●0歳児の特徴
昔からよく使われる「三つ子の魂百まで」ということわざは、子育ての大切さをよく言い表しています。
赤ちゃんは、お母さんを中心とした身近な環境から、たくさんの事を学習していきます。ゆったりと母の胸に抱かれ、優しい眼差しと愛情あふれる言葉がけで、深い深い親子の信頼関係が生まれます。はじめは、喃語で「ウーウー」「ブァブァ」とかわいい信号を一生懸命に送ってくれる赤ちゃんに対して、優しくうれしくこたえてあげましょう。時間をできるだけつくり、抱いて抱いて抱きしめて、丁寧に育てていきましょう。
1歳のお誕生日を迎える頃には、体重は出生時の約3倍、身長は約1.5倍になります。自分の力で十分這わせ、つたい歩きをさせ、立てるようにしていきましょう。

●1〜5歳児の特徴
1歳児になると、よたよたしながらも自由に歩き回り、探索に余念がありません。物と言葉がつながり、「マンマ」「テンテ」「これは これは」と指さしに忙しい毎日です。
2歳児になると排泄、食事、着脱なども大体できるようになり、歩く、走る、止まるなどの動作にも危なげがなくなります。
3歳児になると、乳児期から幼児期への大きな変わり目を迎え、第一反抗期が表れ、思うようにならないと急にこじれたりします。
4・5歳児にもなると、自己中心から友達同士で育ち合い、活発な集団生活の中で、社会性も芽生えてきますから、大事な約束事はきちんと守るようにしつけていくことが必要になってきます。

●保育園での育ち
保育園では、乳児に対しては、お母さんに代わって優しく抱いてスキンシップをはかりながらミルクを与えるなどし、保育士の心からの働きかけによって順調に育てていきます。
幼児に対しては、楽しい経験を豊かにしながら、お友達同士の関わりや集団生活でのルールなどを学び、養護と教育を一体のものとした保育を行っています。

ももの木保育園 園長 紺谷明子

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