●ついパチンで後悔してませんか?
「うちの子は叩かないと、言うことを聞かないんです」
「悪いことばかりするので、イライラしてつい手が出てしまいます」
と、おっやる保護者の方。でも、内心は、子どもを叩くことはよいことではない、できることなら叩かなくてもすむ方法はないのだろうか?と悩んでいらっしゃることでしょう。かわいい我が子を、好きで叩いて育てようとは思わないでしょう。
でも忙しい毎日の中で、つい手が出てしまい、「叩かなければよかった…」と、後悔することも多いのではありませんか?
お子さんは、本当に叩かないと言うことを聞きませんか?保護者の方が、お子さんに理解できるように言って聞かせていたか思い出しながら、考えてみてください。
●理解できていないと繰り返す
お子さんと話しをする時に、ゆっくりと目を見ながらしていますか?そして、なぜお子さんがしたことがいけないことなのか、 わかる様に話していますか?
お子さんが、考えている途中なのに、説明している途中なのに、パチン!としていませんか?
保護者の方に言われたことを思い出して、これからその通りにしようとしている時に、先走ってパチン!としていませんか?
お子さんが、保護者の方の言っていることを理解できていなければ、何度叩いても、何度怒鳴っても、同じことを繰り返してしまいます。叩くことでお子さんの言動が改まったと思われる場合は、お子さんは「叩かれるからやめておこう」と思っているだけです。なぜしてはいけないことなのかを理解できていないため、しばらくすると、また同じことをしてしまうのです。「叩かれるからやめておこう」ではなく、「人に迷惑がかかるからしてはいけないんだ」「お母さんが悲しむから、やめておこう」と、考えて行動できるように話すことが大切なのです。
●子どもの心を育てる本
保護者の方がお子さんを叩いていると、そのお子さんは、保育園で思い通りにならない時にお友達をパチンと叩いてしまいます。「思い通りにならない時は、叩くものだ」と、保護者の方にしつけられていますので、お子さんにとっては、叩くことはいけないことだと思っていないのです。
叩かれて喜ぶ子どもはいません。どんなお子さんでも、パチンではなく、優しい言葉を待っています。
つい手が出そうになったら、まずお子さんを抱きしめてください。そして保護者の方の気持ちを落ちつけ、お子さんの目を見て、ゆっくりと話してください。そうすれば、きっと保護者の方の気持ちは通じます。
今日から心機一転。パチンの前にぎゅっと抱っこを心がけましょう。
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