2009年6月
排泄
 トイレトレーニング

●いつからはじめるの?
離乳食もスムーズに進み、普通食が食べられるようになると、次の関心ごとは排泄のしつけですね。よく「いつ頃からはじめるといいのでしょう」と聞かれます。個人差はありますが、おおむね歩行が確実になる頃、排泄の自覚も芽生えてきます。この頃に、「暖かい季節であること」「おしっこの間隔が長いこと」という条件に当てはまれば、トイレトレーニングをはじめていくといいでしょう。おしっこの間隔が30分以内の時は、体の機能がまだ未発達なので、もう少し様子をみるようにしましょう。

●失敗しても叱らない
暖かい季節で、おしっこの間隔も長いようでしたら、思い切ってトレーニングパンツに切り替えてみましょう。失敗もありますが、おしっこの間隔がおおよそわかりますので、頃合いを見計らってオマルに座らせるようにしていきます。オマルに座っている時は、目を離さずに側についていてあげましょう。しかし、子どもが嫌がっているのに、出るまでオマルに座らせてはいけません。食後30分位にオマルに座らせると、割合出やすいようです。
パンツが濡れると気持ちが悪いという事に気付かせるためにも、濡れたらすぐに新しいパンツと取り替えるようにしてください。おしっこが出た後に教えに来てもほめるようにします。「出る前に言いなさい」などと叱ると、パンツが濡れていても隠そうとします。
トイレトレーニングで大切なことは、上手くできたら思いっきりほめてあげること。そして、上手くいかなくてもともとなのですから、失敗しても怒らないようにすること。「いつかはできるだろう」と、長い目で見守り、楽しみながらしていくようにしましょう。他の子どもと比べずに、あせらず根気よく、排泄を自覚するまでつきあってあげてください。

端山保育園 園長 山内五百子

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