おもちゃ選び
 遊んで学べるおもちゃの選び方

●増えてきたおもちゃは隠しておく
明けましておめでとうございます。
この時期、クリスマスや年始の挨拶などに、お子さんのおもちゃをプレゼントされることが多かったと思います。 そしていつの間にか、知らず知らずの内に、お子さんのおもちゃが山のようにたまっていませんか?おもちゃがたくさんあることで、欲張りになったり、物を大切にしない飽きっぽい性格になったりするおそれがあります。あまり簡単に買い与えないようにすることはもちろん、おもちゃが増えてきたら少し押し入れなどに隠しておくといいでしょう。しばらくしてから出し入れすると、新鮮な気持ちで遊べ、経済的でもあります。

●発達に見合った、お子さんの興味を引くおもちゃを与える
子どもにとって、遊ぶことは学ぶことであり、子どもの遊びにおもちゃは欠かせないものです。ですから、おもちゃ選びは慎重にしたいものです。次々と子ども心をくすぐる新しいおもちゃが販売され、どれを買おうか目移りしてしまうことでしょう。保護者がいいと思っても、お子さんが興味を持たない場合があります。そういう場合は、お子さんの発達に合ってないかもしれませんので、家にあるおもちゃでお子さんが興味を持たないものは、時期をずらして与えてみてください。

●知的好奇心を伸ばすおもちゃとは
どういうおもちゃが、お子さんにはいいおもちゃでしょうか。おもちゃ遊びを通して学ぶことは、「知的好奇心を養う」「想像・創造力をつける」「物を大切にする気持ちを育む」などがあげられます。こういうことから、昔からあるベーシックなおもちゃ、積み木やブロック、ぬいぐるみなどが長い年月遊べ、遊び方も豊富なのでおすすめです。またこの時期は、カルタやコマ回し、羽子板、凧揚げなどのお正月遊びをぜひ親子でしてください。どうすれば上手くできるのか工夫でき、保護者が「上手ね」「こうしてみたらどう?」などとふれあうことで、よりやる気・集中力・好奇心が育っていきます。何より大切なのは、お子さんが楽しんで遊ぶことです。どんなおもちゃでも、お子さんが楽しんで遊んでなければ、効果がありません。お子さんが楽しく遊べるような働きかけや環境づくりも、おもちゃを与える上で大切にしてください。

大宅保育園 園長 山手重信

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