2008年5月
ふれあい
 自然とのふれあいで感動体験を

●感動できる毎日をおくっていますか?
お父様、お母様、最近お子様と一緒に感動する体験を持ったことがありますか?毎日、仕事や育児、家事などに追われて、感動するできごとを見逃していませんか?
子ども達は、自分の周囲のものについて、大きな感心や興味を持っています。
特に、子どもの視点は大人よりも低いため、保護者が気付かない身近な自然の不思議をたくさん感じとります。しかし、周囲の大人達が無関心に日常を過ごしていたり、子どもの声に耳を傾けないと、子ども達の好奇心の芽も育たなくなってしまいます。自然とふれあい、驚き感動し、その体験を誰かと共有することで、よりお子様の心は豊かに育まれていくのです。

●日常の不思議に目を向ける
例えば、たんぽぽがつぼみになり、花が咲き、綿毛となって飛んでいく・・・。大人なら当たり前の出来事も子ども達には不思議でなりません。そういったお子様の発見に「すごいね」「きれいね」と賛同したり、「どうしてこうなるのかな?」「他のものはどうなっているかな?」などと興味を広げたり、「これは○○なんだよ」と好奇心を満足させたり、「アスファルトを押しのけて、お花が咲いているよ。すごいね」「雨が降ったから、葉っぱがうれしそう」などとと一緒になって自然の素晴らしさ・恵みに感動することが大切です。
慌ただしい日々の中、少し足を止め、意識して見ることで、何気なく毎日通り過ぎていた風景に別の側面・新しい気付きが生まれ、心に潤いや優しさが芽生えてきます。

●実体験が大切
現在は、テレビや本などで世界中の風景・自然を映像で知ることができますが、実際に五感(見て・聞いて・ふれて・匂って・味わって)で体験することは、大きな差があります。
体験からは、自然界には、たくさんの命が宿っていること、いきいきとした生命の輝き、温もりを感じられます。実際にふれることで、自然に対する感謝や畏敬の念も芽生えてきます。気候の良いこの季節、是非お子様と一緒に、自然とふれあう機会をたくさんつくってください。そして、たくさんのことを話しあってみてください。

衣笠保育園 園長 杉本五十洋

  戻る