2007年12月
マナー
 家庭訪問時のマナー

●親しき仲にも礼儀あり
クリスマスや年始などのお休み期間には、知人友人宅に訪問する機会が増えることと思います。昔から「親しき仲にも礼儀あり」と言われているように、よいコミュニケーションを保つためにも、訪問時のマナーをお子さんにも教えておきましょう。
出かける時は、どの道を通って、誰の家に行き、何時に帰ってくるかを、はっきり告げて出かけることを徹底します。最近は防犯のために必要とされていますが、マナーの上からも「いつも同じ家に行って迷惑ではないか」「この時間、先方は都合がいいのか」「休みの日の朝はゆっくりしたいのではないか」など、保護者として相手に対する配慮を欠かないためにも必要です。そして、いつもおじゃまする家であれば、たまにはお子さんに手みやげを持たせるなどの心配りを持ちたいものです。

●それぞれの家庭にはそれぞれのルールがある
家庭に訪問した場合、いくら親しい仲でも、他人の家の中のものをみだりに触ってはいけません。いつも遊んでいるおもちゃだからと勝手に持ち出して遊ぶ、冷蔵庫を無断で開ける、勝手にトイレを使用するなど、絶対にしないように日頃からしつけておきましょう。そして、汚したもの、ちらかしたものをそのままにして帰らずに、必ず片づけます。それぞれの家庭には、それぞれのやり方がありますので、片づけや、何をするにも一言声をかけるということは忘れないでください。

●気持ちのいいあいさつで円滑な人間関係を育む
人と人とが関わる中で大切なことは、あいさつです。「こんにちは」「ありがとうございます」「ごめんなさい」「いただきます」「さようなら」など、いつでもどこでも、はっきりと言えるように普段から習慣づけておきましょう。こういう癖をつけておくと、思春期の恥じらいの年頃や、反抗期であっても、人に会うと自然に笑顔でお辞儀をしてしまうものです。長じて社会人になった時にも、職場や地域の方々にも気持ちよくあいさつができ、その場にスムーズに溶け込んでいけるようになります。
家庭に訪問した時は、「こんにちは」「おじゃまします」など、きちんとしたあいさつを親が手本となって見せ、教えるチャンスです。丁寧に教えてあげてください。小さな時からの積み重ねが立派な社会人を育てます。

春日野園 園長 澤井清子

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